相談室の名前を、「snow melt」(スノーメルト)と名付けました。
日本語で訳すと「雪解け」。
雪を解かすのは、あたたかな日差しです。柔らかな光で温められた雪は、じんわり、ゆっくり水になっていきます。
私のお客さまを、「氷の下で、眠っている種」だとします。土の上にある、重たい雪がなくなれば、芽を出す力があります。
本当は、芽を出す力があるのに。やがてきれいな花が咲くのに。
雪の下に埋もれているから、見えないのです。
強引に雪を取り払っても、周りが寒いままなら、芽を出すことはできないし、種自体を傷つけてしまうかもしれない。
そうではなくて、あくまでも春の日差しのように。
じっくり向き合い問題を解消していき、種が、自分の力で芽を出せるように見守ること。
それが、私が行いたい相談のイメージです。
「願っているのは、あなたの心の雪解け。」
この気持ちを大切にして、日ごろからご相談をお受けしています。