夫についての不満を話すと、「その人を選んだのはあなたなんだから」という、「自業自得説」を唱える人、結構いますよね。
よく見極めて結婚しなかったからいけない、とか、
そういう人と結婚したんだから、あきらめないといけない、とか。
クライアントさんの中にも、「結婚するまで気づけなかった」と後悔している方、自分を責めている方、いらっしゃいます。
でも私は正直、これは全然、気にしなくていいと思っています。
特にモラハラ傾向のある夫の場合、「結婚してから豹変した」という人が圧倒的に多いのです。
それまでは優しくて、マメで、よく気が利く人で、人当たりも良くて、すごくいい人だと思っていたのに。むしろ、こんないい人が私を選んでくれるなんて!と思っていた、と。
で、いざ結婚して一緒に住んでみると、あの時の気遣いはどこにいったのか、家事のレベルが低いと馬鹿にしたり、俺が食べさせてやっているのに文句言うな、と言ってみたり…。
それまで優しく接してもらっていたせいで、「できない私が悪いんだ」とコントロールされてしまいがちです。
反対に彼らは、相手を見極めるのがとても上手です。
自分の都合のいい、言うことをきいてくれる、心の隙間のある、コントロールしやすい女性を無意識に狙っているのです。付き合う前には男性側から熱烈にアプローチされた、というケースが多いです。
ある意味、騙されている訳ですから、騙す方が悪いに決まってます。
あなたに落ち度はありません。
結婚前に見抜けなかったのは、見抜けないように相手が振舞っていたのだから、仕方ないんです。
ただ、もし今後、パートナーを選ぶ機会があるなら、
優しすぎる人、タイミングが良すぎる人、周囲に気配りする「いい人」は、実は、警戒した方がいい人です。
「善意」「好意」であっても、ちょっと行き過ぎているな、と感じた場合には、迷惑な行為でなくても、「そこまではしなくていいよ」と、しっかり線引きする必要があります。
なぜなら、相手はその分見返りを無言で要求しているからです。
これだけやってあげているんだから、こちらの要求を飲むのは当たり前だろう、と。
「暴力」で支配しようとする人と同じように、「優しさ」で支配しようとする人もいるのです。
このタイプは独身女性を不倫に誘う既婚男性に多いです。
特に自分が、「優しさに飢えている」時は、要注意ですよ。
過剰な優しさを求めるのは、リスクを伴う、というのは覚えておいてくださいね。
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