不倫した夫とコミュニケーションが取れない、
話し合いにならない、ということから、
「夫は発達障害なのではないか」と相談されることが結構あります。

私は行政の相談員時代に引きこもりの相談も多く扱っていたので、
発達障害(自閉スペクトラム症)についてもだいぶ学んできましたし、
実際関わってきましたが、
今ご相談でお伺いしている、不倫しているご主人については、
発達障害から来るコミュニケーションの問題とは言えないケースがほとんどです。

というのも、詳しく伺うと…

・付き合っているときには問題なかった
・仕事上はうまくコミュニケーションがとれている、人望がある
・不倫相手には思いやりのある発言をしている
・日常会話には問題ないが、不倫の話題になると黙る
・子どもには楽しそうに話すのに、妻にはぶっきらぼうな態度

といった様子で、先天的にコミュニケーションに問題があるとは思えないからです。

まず、本当に発達障害だとすると、持って生まれた特性なので、小さい頃から対人関係に躓きがあるはずですし、周りからもちょっと浮いたり、空気の読めない変な人、と扱われていることが多いです。

逆に言えば、相手によって態度を変える、というのができないタイプは、
発達障害を疑うといいかもしれません。

発達障害でないなら、どうしてコミュニケーションがうまくいかないの?
と思いますよね。

ほとんどの事例に当てはまるのが、「ハラスメント」(嫌がらせ、いじめ)です。

暴言や暴力があれば、これはモラハラだ、とわかりやすいんですけど、
そうではない、わかりにくいハラスメントが潜んでいるんです。

例えば、無視、だんまり、なんかがそうですね。

意図的に自分の意思を示さない、積極的に攻撃しないことで、
問題をごまかそうとし、加害者と被害者の立場を逆転させようとします。

妻側は、
「どうして何も話してくれないの?私の言い方が悪いから?」
と、まんまと自分の方が悪いように受け取ってしまいます。

この、「妻にだけ」「妻を対象としている」というのがポイントなんです。

ご主人自身は、ほぼ無意識だと思うんですけど、
妻は自分が誠実に応じなくても許してくれる、見逃してくれる、
という、よくない学習ができてしまっていて、
自分がそういう態度をとれば、この場を切り抜けられる、
と思ってしまっています。

夫婦関係を改善していくためには、このよくないやり取りを
修正していくことが大事です。

相手を変えることはできませんが、こちらの考え方、
対応方法は変えることができます。

あなたの態度が変われば、ご主人も変わらざるを得なくなります。

どのようにしたらいいか、行き詰まったら、ぜひご相談くださいね!

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