不倫がわかった後、
「私に魅力がなかったから?」
「妻として何か足りなかったの?」
「不倫相手のほうが、私より良かったの?」
そんなふうに、自分を責めてしまう方は少なくありません。
頭では「不倫したのは夫なのだから、私のせいではない」と分かっていても、
心のどこかでは自分を否定してしまう。
それほど、不倫はあなたの「自分の価値」にまで傷をつけてしまう出来事なのです。
そして、一度下がってしまった自信を取り戻すために、
「もっときれいにならなければ」
「痩せなければ」
「夫にもっと優しくしなければ」
と努力する方もいます。
もちろん、自分を大切にするために外見を整えたり、新しいことを始めたりするのは、
悪いことではありません。
でも、もしその目的が、「夫にもう一度愛されるため」
になっているとしたら、少し注意が必要です。
なぜなら、夫の評価によって、自分の価値を決めようとしているからです。
夫が優しくしてくれれば、「私は大丈夫」と思える。
でも、夫に冷たされると、「やっぱり私には価値がない」
と落ち込んでしまう。
これでは、いつまでも相手の反応に心を左右されてしまいます。
本当の意味で自信を取り戻すというのは、
夫から「愛されている」と確認することではありません。
「夫がどう思っていても、私は私で大丈夫」と思えるようになることです。
そのためには、まず「不倫された妻」という立場だけで、自分自身を見ないことです。
あなたには、妻であること以外にも、たくさんの顔があります。
仕事をしている自分。
子どもを育てている自分。
友人と笑っている自分。
好きなことを楽しんでいる自分。
誰かのために頑張ってきた自分。
そして何より、これまで人生を生きてきた一人の人間としての自分。
不倫という一つの出来事によって、あなたの価値そのものがなくなったわけではありません。
ただ、深く傷ついたことで、それが見えなくなっているだけなんです。
だから、自信を取り戻すときに必要なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、本来の自分を少しずつ取り戻していくことです。
「私は本当は何が好きだった?」
「何をしているときの自分が好き?」
「夫のためではなく、自分のために何をしたい?」
そんな問いから始めてもいいのです。
そして、もし今、
「自分のことが嫌いになってしまった」
「何をしても自信が持てない」
「つい不倫相手と比べてしまう」
という状態なら、一人で無理に前向きになろうとしなくても大丈夫です。
カウンセリングでは、今抱えている苦しさを一つずつ言葉にしながら、
「なぜこんなに自分を責めてしまうのか」を整理していきます。
自信は、誰かに与えてもらうものではありません。
傷ついた心を少しずつ癒しながら、もう一度、
自分自身の価値を感じられるようになっていくものです。
夫の不倫によって、あなたの価値が下がったわけではありません。
あなたは、不倫される前も、不倫された後も、あなたです。
そのことを、少しずつ思い出していきましょう。
依存症というのは、「やめたいのにやめられない」という心の病気です。
実は浮気や不倫も、アルコール依存や薬物依存のように、ダメだとわかっているのに止められない、という状態に陥ってしまっていることが多いんです。だから、何度言っても別れてくれない、やっと別れさせたと思ったら復縁していた…ということが起きてしまうんです。
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