「もう考えたくないのに、また思い出してしまう」
「夫と普通に過ごしていたのに、突然、不倫の場面が頭に浮かんでくる」
「不倫発覚の時期が近づくと、具合が悪くなってしまう…」
不倫後のご相談では、こうしたお話をよく伺います。
中には、
「いつまでも引きずっている自分がおかしいのでは?」
「もう終わったことなのだから、忘れなければ」
と、自分を責めてしまう方もいます。
人は、突然大きなショックを受けると、
その出来事を「危険なこと」として強く記憶することがあります。
だから、何気ないきっかけで思い出してしまうことがあります。
夫の帰宅が遅い。
スマホを触っている。
以前不倫していた頃と同じ場所に行く。
テレビで不倫の話が出てくる。
そんな小さなきっかけから、当時の感情が一気によみがえってくることもあります。
その瞬間、
「また裏切られるのでは?」
「まだ続いているのでは?」
と、不安が一気に高まってしまいます。
そんなときに大切なのは、無理に「考えないようにする」ことではありません。
むしろ、「今、私はあの時のことを思い出しているんだ」と気づいてあげることです。
そして、
「今はあの時とは違う」
「私は今、この場所にいる」
と、「過去の出来事」から、「現在の自分」に意識を戻していきます。
深呼吸をしたり、目の前にあるものを見たり、
温かい飲み物を飲んだりするのもいいでしょう。
(目を閉じてしまうと記憶に引っ張られてしまうのでNGです)
大切なのは、「また思い出してしまった」と自分を責めないことです。
そして、フラッシュバックの苦しさを小さくしていくためには、
単に「思い出さないようにする」だけではなく、
その出来事によって傷ついた心そのものを整理していくことが大切です。
「私は何が一番つらかったのか」
「本当は夫にどうしてほしかったのか」
「今、何が怖いのか」
こうした気持ちを一つずつ言葉にしていくことで、
少しずつ出来事との距離を取れるようになります。
一人で整理しようとすると、同じことを何度も考えてしまったり、
また苦しくなったりすることもあります。
そんなときは、誰かに話しながら整理していくことも一つの方法です。
カウンセリングでは、無理に忘れさせることを目的にはしません。
あなたが経験したこと、感じていることを一つずつ整理しながら、
今より少しでも心が楽になる方法を一緒に探していきます。
不倫のことを思い出してしまうあなたは、前に進めていないわけではありません。
傷が深いだけ、癒すのに時間もかかります。
「早く忘れなければ」と焦らなくても大丈夫です。
あなたの心が安心を取り戻していくための時間を、少しずつ作っていきましょう。
依存症というのは、「やめたいのにやめられない」という心の病気です。
実は浮気や不倫も、アルコール依存や薬物依存のように、ダメだとわかっているのに止められない、という状態に陥ってしまっていることが多いんです。だから、何度言っても別れてくれない、やっと別れさせたと思ったら復縁していた…ということが起きてしまうんです。
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