ちょっと前に、
「暴力ふるう男性って信じられないよね!」
「彼女もなんで一緒にいられるんだろうね!」
っていう一般の方の、ごもっともなブログ記事を読みました。
そりゃ常識的に考えたら暴力は犯罪だし、
相手を傷つけてはいけないことは幼児でもわかることです。
でも、じゃあどうして
「いい大人」が暴力を振るうことをやめられないのか?
反対に、暴力を受けているにも関わらず、
直ちに逃げることができないのか?
暴力でつながっている二人はそれぞれ、
お互いに生きづらさを抱えています。
その「生きづらさ」で共感・共鳴し合って、
磁石のように強固な力で結びついていて、離れるのは、実はとても難しいのです。
暴力をふるう側、ふるわれる側には、それぞれにこんな想いがあります。
暴力をふるう側
→暴力の原因が相手にある、と思っている(相手が悪いから仕方なく殴った)
暴力をふるわれる側
→暴力の原因が自分にある、と思っている(私が悪いから、殴られても仕方ない…)
(※ちなみにこれは、男性、女性、どちらが加害者・被害者の立場でも言えることです。)
普通に考えたら、暴力振るう方が悪いはずなのに、
二人の間では、それが逆転しちゃうんですよね。
なので、お互いぴたっとはまってしまって
離れられなくなってしまう。
しかもこれ、エスカレートしていくのが怖いんです。
はじめはちょっとした暴力や暴言であっても、
1度引き受けてしまったらひどい暴力になったり
激しく罵られるようになったり。
暴力がひどくなっていっても、
受ける側がなんとなく慣れてしまう怖さもあります。
身体的な暴力は、怪我によって障がいや命の危険もあるし、
暴言による精神的な暴力も、心に深い傷を負わせます。
回復するには相当の時間がかかります。
そうならないためにはどうしたらいいか?
私は、「ピッタリくっついた二人の関係に、
ちょっとずつヒビを入れていくこと」だと思ってます。
まず、守るべきは被害者側。
暴力を受ける辛さ、苦しさしんどい気持ちを
安心して出してもらう。
そのうえで、
あなたは暴力を受ける必要はない
と繰り返し伝えていきます。
カップルのつながりはとても強固なので、
1回2回の説得ぐらいではたいていどうにもなりません。
それでも、
パートナー以外に信用できる人ができたり、
自分に自信を回復することができたら、変化は期待できます。
大事なのは、周りが「あの人は何言っても変わらないよ」
と、あきらめないことだと、私は思ってます。
ーーーー私はあきらめない。
あなたのこと。
ご主人の浮気・不倫に傷つき、一人で悩んでいませんか?
そんなあなたにお伝えしたい20のメッセージをまとめました。
どうぞお受け取りください。