あなたのココロのメンテ

嫌いになれたら楽なのに

苦しいのに、辛いのに、なかなか彼と別れることができない。

不倫関係にある彼との場合だったり、

不倫されてしまい、離婚した方がいい、と頭ではわかっているのに、できない時。

「彼のこと、本当に好きなのかもうわからない…」
「執着なのかもしれない…」
「でも嫌いにはなれないんです」

と、クライアントさんたちからよくお聴きします。

はっきり決断できない自分が悪いのでは、とご自分を責める方も多いですが、

これは関係性の問題なので、片方だけが悪い、というわけではありません。

こういう場合、彼の反応自体がブレブレで、振り回されている場合がすごく多いです。

「嫌いになったわけじゃないけど、もう無理だと思う」とか
「悪いのは全部俺だ、君のせいじゃない」とか
「少し距離を置いてゆっくり考えたい」とか

そんな耳心地のいいセリフで、だいたいうまーくその場を逃げようとします。
男性はずるいですよね。(もちろんそんな人ばかりじゃないけど)

自分から振ったのではなく、相手が別れると決めた、と責任逃れがしたいわけです。

でも、じゃあ別れられなくても仕方ないよね、、、

って、思ったらダメですよ!

まずは、

「私は彼に巻き込まれている、振り回されているんだ」

というのを自覚してください。

そして、改めて自分の気持ちを見つめ直します。

本当にこのままでいいのかどうか。
それで自分は幸せになれるのかどうか。

「彼のこと好きなら、どんなに苦しくても一緒にいるべきだよ!」

っていう人たまにいますよね。

恋愛至上主義?というか、漫画やドラマの世界に生きているような人。

現実の世界でこれで成功している人は、私は先日亡くなった樹木希林さんしか知りません。

しかも樹木さんの場合は完全別居で、夫婦関係は継続しながらも、生活はすべて自立していましたもんね。

あれだけのことができるなら、私もいいと思います。

ご自分の人生の満足度はきっと高かったはずです。

でも、なかなか一般人には難しい。

好きだから、一緒にいるのが正解ではありません。

好きだからこそ、離れることも愛の形の1つです。

お互いの幸せを願うなら、離れるべき関係はあります。

離れてみてわかることだって、たくさんありますよね。

別れた直後はすごくつらいけど、3か月後、半年後、と時間が経つにつれ、

「あ、あの時の気持ちはこうだったな」

と振り返ることもあると思います。

嫌いになれたら、簡単に割り切れるとも限りません。
案外、恨みや憎しみの気持ちを持ち続けることも苦痛ですよ。

 

一度好きになった、パートナーになった相手であれば、

お互いの幸せ、成長を祈りながら、離れていけた方が、

こちらの気持ちも楽だと思います。

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