不倫夫への接し方

相談から見える、不倫する男性の4つのタイプ

以前、女性の特徴を2パターンでご説明しましたが、今回は男性編。

私のカウンセリングでは、パートナーのことを深堀りして伺います。
相手がどういう人かを見極めたうえで、こういう対応をした方がいいと
アドバイスしているからです。

奥さんの立場からでも、彼女の立場からでも、お相手の話は伺うので、
必然的に男性のデータの方が集まりやすくて、細かい分類ができるように
なりました。

だいたい以下の4つのタイプになると思っています。

性依存症傾向の人(何かとセックスで解消)
共依存傾向の人(可哀想な女性を助けてあげたい)
自己愛·モラハラ傾向の人(俺をちやほやしてくれ)
ADHDなど、もともと衝動性の高い人

これはあくまでも個人の見解です。
医師ではないので診断はできませんが、前職で精神科での治療が必要かどうかの相談を
10年以上経験しているので、見立てにはそこそこ自信があります。

以下、この4つのタイプをより深めてご説明したいと思います。
よかったら参考にしてくださいね。

「性依存症傾向の人」

ご相談事例では、このタイプの方が多い印象です。
身体の関係をもつから不倫ですもんね、当たり前と言えば当たり前ですが。

・会社の同僚など、身近な女の子に次々と手を出す
・恋愛・出会い系アプリでセックスできる女性を探す
・キャバクラなど水商売の女性と関係を持つ、風俗などの利用
・アダルトサイト、ゲームなどに大金をつぎ込む

などが、このタイプの方の相談内容です。
また、私個人ではまだ事例がないですが、痴漢行為もこれに当てはまります。

依存対象になるものの、本人にとってのいいところ、利点は、
「手っ取り早くすっきりできる」という点です。

性依存症の人は、日常のストレス、どうにもならない不満、不安、寂しさを
セックスで解消しようとします。

どの依存でも進行していくと、「もっと(刺激が)ほしい」「すっきりしたい、気持ち良くなりたい」

「それなしには生活できない」というようになっていきます。

なので、性依存症の場合には、夫婦間がセックスレスでなくても、
物足りずに外へ刺激を求めてしまうのです。

回復するには、まず、ご自身が自分の問題を認めることです。

もしあなたが、こういうタイプの方の妻の立場にあるなら、自分の力で夫を変えよう、
とは思わない方がいいです。むしろ、本人にしか変えられないことを理解しましょう。

そのうえで、今後も夫婦としてやっていくのか、離婚を選ぶのか、
あなた自身の幸せを優先して考えてください。
結論は急がなくてもいいですよ。大事なことですし、じっくり向き合ってほしいです。

「共依存傾向の人」

この手の方も結構多いです。

優しくて、穏やかな印象だったり、明るくてポジティブな人だったりして、

イケメンでなくても、割と女性にもてるタイプです。

例えるなら「アンパンマン」。泣いてる子がいたら、率先して助けに行き、

自分の顔を平気で差し出してしまいます。

誰かの支えになることが生きがいなのです。

不倫する女性に、いわゆる「相談女」という人がいます。

婚男性に、わざわざ自分のプライベートな相談を持ち掛けるのです。
「こんなこと、他の誰にも話せなくて…」みたいな感じで。
助けてくれそうな、自分の寂しさを埋めてくれるような男性を探すのが上手で、

その手の女性にまんまと捕まってしまうタイプです。

そんな彼女と一緒にいると、どんどん巻き込まれていきます。

彼女が第一優先になってしまい、何も見えなくなってしまうのです。

中には、家ではすごく穏やかなパパだったのに、目つきが変わり、イライラ、

すぐ怒り出すなど、人格が変わってしまう人もいます。

(私は、依存症の離脱症状のようなもの、ととらえています)

このタイプの旦那さんなら、進行してしまう前に、気づいたらすぐ介入した方がいいです。

手遅れになると、離婚して何もかも失うまで目が覚めません。

あなたが守るべきは、彼女じゃなくて家族だ、と気づかせるのです。

そういう彼女に付け入らせないためには、家族の中できちんと旦那さんの居場所を確保しておくこと。

「あなたがいなくても家はまわる」とばかりに無視してはいけません。

恋愛関係でも、「君は僕がいなくてもやっていけるよね?」

って振られるパターンあるじゃないですか。あれと一緒です。

家で相手にされない寂しさが、彼女に必要とされること、

頼りにされることを求めてしまうんです。

怒りに任せて、彼女のことをむやみに責めるのもやめた方がいいです。

彼女のヒロイン性を高めるだけで、悪い方にしか進みません。

こちらが悪者をかってでる必要はありません。

早期に介入できて、夫婦がやり直したい考えで一致しているのであれば、

このタイプの方は再構築可能だと思っています。

「自己愛・モラハラ傾向の人」

自分大好き!自分が1番!なタイプの男性です。
いわゆる「イケメン」で、身なりにすごく気を使う人が多いです。

ブランド物が好きだったり、インテリアなどにこだわりがあったりします。

周りから自分がどう評価されているか、すごく気にします。
女性にもてることが、自分の価値だと思っています。

最初はマメだったり優しかったりするのですが、固定の彼女になると態度が豹変します。

すごく頑張っていい人を演じているので、周りからの評価は高く、仕事もできる印象です。
高収入、ステイタスのある仕事に就いている人が多いです。
でも、外で無理をしている分、妻をストレスのはけ口にしていることがよくあります。

こういう方の不倫の場合は、奥さんに自分の価値を知らしめる、みたいな心理が垣間見えます。
わざと女性に囲まれてる姿を見せびらからしたりする人もいます。

このケース、ご夫婦の関係が、完全に上下関係になっている場合が多いです。

こんなに人気ある俺が、お前と結婚してやったんだぞ、みたいな。

奥さんは奥さんで、「こんな人が、私なんかと一緒にいてくれるなんて」と思いがちです。

不倫されて傷ついている側なのに、「私がいけなかったから」と、自分を責める方が多いです。

不倫については、彼女にのめり込む、というよりは、女性として大切に扱う意識がなく、

自分に寄ってくる女性を「モノ」として遊んでいるような印象です。

この手の男性への対応方法は、とにかく、「対等な夫婦関係」を目指すことです。

妻に対して不満・悪口を言ってくる場合もありますが、素直にすべて受け入れる必要はありません。
そうやって「お前はダメな存在だ、だから不倫しても仕方ないだろ」と支配してくる手口なのです。

妻であるあなたが、自尊心を失わないことがとても大切です。

そして、暴力・暴言がある場合は、速やかに逃げましょう。
あなたの安全が最優先です。

「ADHDなど、衝動性の高い傾向の人」

そんなに多くはないですけど、まれにいらっしゃいます。

酔った勢いだったり、女性にアプローチされたその場のノリで、

なんとなくそんな雰囲気になって身体の関係を持ってしまった、みたいなエピソードです。

その時はすごく後悔、反省する一方で、奥さんに打ち明けてしまったら

妙にスッキリしてしまい、何もなかったかのように普段の生活を過ごすので、

妻側が取り残されたようにモヤモヤしてしまいます。

そして、いつまでもモヤモヤしている奥さんに対して、逆ギレすることもあるようです。

よくよく旦那さんのお話を伺ってみると、小さい頃から落ち着きがなく

走り回っていたようだとか、学校の先生によく注意されたり、先生とケンカしたとか、

短気でかっとなりやすい性格、という特徴が出てきます。

旦那さんがこういうタイプの方の場合は、積極的な「環境調整」が効果的だと思います。

とにかく余計な刺激は避けること、日常生活での役割やルールをはっきり決めること、

スポーツなど発散系の趣味をもつこと、イライラしだしたら一人にして、

クールダウンしてもらうこと、成果をほめること、などです。

 

発達障がいについては、世間に理解が広まる一方で、安易に診断されてしまうケース

も多いようです。

本来、発達障がいの診断は、生育歴を丁寧に聞くことと、心理検査を行うことが必須です。

初診や5分程度の診察で「発達障がいです」と診断する病院はお勧めできません。

もし、しっかり診断してほしいと思うなら、予約が混んでいても、きちんと専門医を

調べて受診するようにしましょう。

そもそも診断自体、必ず受けなくてはならないというものではなく、

本人が診断を受けた方がラクになれることを目的にすべきだと私は思います。

ご本人の特徴だと理解し、サポートする接し方をしていけば、

良好な夫婦関係を保つことは不可能ではないと思っています。

 

さて、いかがでしょうか?

当てはまる特徴はありましたか?

キレイに分類される、というより、いろんなタイプが重複されてるケースもあるようです。

インスタのフォロワーさんの中では、全部当てはまる!なんてコメントもありました。

カウンセリングでは、それぞれの旦那さんを、個別でじっくり見立てています。

ぜひご相談くださいね!

 

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