不倫した側のクライアントさんから、
家族を大事にしたいからこそ、不倫する(した)
不倫は止められないけど、家族は大事に思ってる
というお話を伺うことがあります。
え、どういうこと?って、思いますよね?
家族を大事に思うなら、なんでそんなことするの⁉って。
された側としたら、全く訳が分からないと思いますが、不倫したご本人たちにとっては、これが本音なんですよね。
こういう想いを持って不倫する人は、「家族」について、人一倍思い入れのある人です。
理想の家族像、理想の夫婦像、理想の父親・母親像…。自分の親のようになりたい、ならなくては、という方もいれば、絶対に自分はああはなりたくない、もっと幸せな家族を築いて見せる!と思う方もいます。
そうすると、現実の家族が自分の理想とずれてくると、なんとか修正しなくては、と、どこかで無理をして調整しようとします。
例えば、厳格なお父さんに育てられた方がいるとします。
自分がいつも怒られて、窮屈な思いをしていたので、自分はそうならないよう、子どもにはいつも優しい父親でいようと思っています。
ですが、子どもは全くいうことを聞かず、わがままばかりで、妻からは「もっとちゃんと叱ってよ!」と言われてしまう。自分が否定してきたはずの父親になるべきだ、と言われてしまうと、どうしたらいいのか、混乱します。
そんな中、「いつも優しい○○さんは本当に素敵」と言うひとが現れたら、どうでしょう?
そこに逃げ込みたくもなりますよね?
Aさんは逃げ込み先で(=不倫)で自分のモヤモヤを発散し、家に戻ります。
そうすることで、子どもに対して厳しい父になることもなく、妻に対して子どもを叱れない後ろめたさを持つこともなく、つまり、自分を変えずに「家族」を現状維持できるのです。
例えなのであっさり書きましたが、不倫が起こる背景には、こんなような心の動きがよく見られます。
私がその場の不倫関係だけでなく、背景まで整理する必要があると考えているのは、こういった理由からです。
本当は家族を大事にしたいと思っているのに、ちょっとしたすれ違いから、
これまでの長い絆が失われるのはもったいないですよね。
もっとお互いを理解し合えたら、より夫婦の絆は深まるかもしれませんよ?
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