「夫はとてもやさしい人だから、離婚は考えていない」
このようにおっしゃる方は割と多いです。

・家事や育児を積極的に手伝ってくれる
・子どもたちが夫を慕っている
・好きなことを自由にやらせてくれる
・お金に厳しくない、主婦でいいと言ってくれる…

これだけ聞いていると、確かに理想的なご主人のように思えます。

家事を一切手伝ってくれなかったり、
仕事でほとんど家にいなかったり、収入が少なくて、
共働きでないとやっていけない、というような話を聞けば、

ウチの方がまだましか…
不倫に目をつぶればいいだけだから…
となりがちです。

でも、本当にそれでいいんでしょうか?
優しさで、夫の不倫はなかったことにできるでしょうか?

私はそうではないと思っています。

夫の裏切りは、そう簡単に受け入れられるものではないし、
優しい人の裏切りだからこそ辛い、というのもありますよね。

私はこの、「優しい」についてを、丁寧に分析すべきだと思っています。

あなたのご主人の「優しさ」って、何からくるものだと思いますか?

これはちょっとうがった見方なのかもしれませんが、
私はこのパターンのクライアントさんの時、
うっすら男尊女卑を感じています。

うっすら、というのは、わかりやすい暴言暴力ではなく、
君(女)には難しいよね、だから僕がやってあげるよ、という、
妻(女)には能力がない、と決めつけるような
ニュアンスのものです。

これって確かに優しいんですけど、ちょっと引っかかりませんか?

逆に、引っかからない場合は、
あなた自身の自尊心や自己肯定感について疑ってみてほしいです。

どうせ私は何もできないし…
なんて思っていたら、黄色信号です!

なぜこんなことを言うのかというと、
不倫することそのものが、
「女を蔑ろにしてもいい」と思っている現れでもあるからです。

いや、夫は不倫相手にも優しく接していた、
という反論があるかもしれません。

でも、それも疑ってみてほしいんです。
本当に人として尊重する相手を、不倫関係にとどめておきますか?
その優しさは、彼女のためではなく、ご主人自身のためではなかったですか?

優しい人であることは、裏がなければ立派な長所ですが、
その優しさは誰のためのものなのか、
ただの自己満足、承認欲求ではないのか、

そのあたりを慎重に考えることも、夫婦関係の再構築を考えるうえで、
大事だと思っています。

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