先日、中村玉緒さんが亡くなったニュースで、玉緒さんの人となりが紹介されていたのを観ました。

私の中では、「からくりテレビ」の愉快なおばあちゃん、というイメージでしたが、元々は歌舞伎俳優一家のお生まれで、お嬢様女優さんだったんですよね。

で、勝新太郎さんと結婚して、借金、浮気、薬物使用、と、大変なご苦労をされていたようです。

バラエティ番組に出たのも、そもそもは借金返済のためだったそうです。

そんな中でも、生まれ変わってもまた勝新太郎と結婚したい、と、おっしゃっていたそうです。

本当に好きで仕方なかったのね…、と、報道では美談になっていましたが、私は色々思うところがあり、ちょっと怖くもなりました。

ご主人の起こしたトラブルの、どのタイミングでも、離婚になっても致し方なかったと思うんですよね。

周りからも離婚を勧められたこともあったんじゃないかなと思います。

でも、彼女はそうせずに、パートナーで居続けることを選んだわけです。

名門出のプライドも捨てて、みんなに笑われる道化役を進んでやってでも、破天荒なご主人を支えようと思ったんですよね。

依存症治療の目線で見ると、玉緒さんの状態って、共依存の見本のように見えてしまいますし、ご主人と離れることができれば、もっと自分の人生に集中することもできたのではないかなと思ってしまいます。

(ちなみに玉緒さん自身も、ギャンブルにはかなりハマっていたそうです…。)

ただ一方で、そうしていたら私のイメージにあるような「面白キャラ」は生まれなかったでしょうし、こんなにお茶の間の人気者で大成功することもなかったと思うんですよね。ごく普通の、気品ある女優さんで終わっていたようにも思います。

結局、何が幸せと言えるのか、考えさせられる機会でした。

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