参加レポ「僕らは恋愛を図解してみようと思う」

2019年3月11日に開催された、ハヤカワ五味さんと桃山商事さんのトークイベント、「僕らは恋愛を図解してみようと思う」に行ってきました!

以前から桃山商事さんの恋愛相談は、丁寧な分析かつ、適切でフラットなアドバイスで、その辺の「恋愛コンサルタント」みたいな人々とは一線を画していて、勉強になるな、といつも感じていました。

いつか生でお話聴いてみたいと思っていたところ、Twitterでこのイベントを知って、夫に子どものお迎えを託し、ワクワクしながら向かいました。

私がいられたのは前半まででしたが、なるほど、と思うことも多く、皆さんのトークも刺激的で大変面白かったです。ちゃっかりサインいただきました(笑)。

興味深い3つの悩みをテーマに取り上げ、話題が進んでいったので、以下私の感想を交えつつ、お伝えしたいと思います。

1.「あーん、してくる男性上司に戸惑っています」

本人は20代半ばの女性で、一回り年上の直属の男性上司が、食事をあーんして食べさせてくる、ということに戸惑っているそうです。

彼女の方は、上司に好意があるからか、この行為は今のところセクハラとはうけとられてなく、彼女は上司と恋愛関係に発展することを望んでいるんだそう。

この、彼女と上司の関係を、スライドで図解して説明してくれました。

本来、恋愛の関係では、お互いの立場は対等であるべき。しかしこの上司は、自分の上司という下駄をはいた立場を利用し、断れない彼女をもてあそんでいる状態。彼女自身が不安に思うなら、録音しておくなど、自分の身を守る術を持つのがいいのでは、というアドバイスでした。

本当にその通りですよね。

あーんして食べさせる、という行為がなんなのか?性癖?という話題になりましたが、私個人としては、それ自体すごくセクシャルな行為に感じられました。相当関係が深まった間柄じゃないと、できないと私は思いますが…この辺は、個人差もありますよね。

でも、彼のことが好きだったら、何をされても許せる、というのは違うと思うんですよね。逆に言えば、その行為に違和感があるから、彼のことはそれほど好きじゃない、というのも違うと思います。

相手のことが好きでも、いやなものはイヤでいいんです。こちらの気持ちで拒否したっていいし、それを受け入れない相手なら付き合わない方がいい。

親しきものにも礼儀ありと言うように、パートナーならお互いの気持ちを尊重し合う関係であるべきですが、この上司は今後恋愛関係になっても、それが望めない人なのではないかと思いました。

2.「結婚ってそんなにすごいものですか?」

不倫中の女性からの相談。でも彼女は相談ではないのかも…と言っています。

不倫中とはいえ、彼が既婚者であるというだけで、自分の恋愛は普通そのものだとのこと。彼女は、「夫婦」という関係が、人間関係の中で、一番理解できないんだそうです。

人は変わるものなので、常に同じ人が隣にいることは、正解ではないのではないか。自分は今後も自由に恋愛を楽しみたい。でも、周囲にはなかなか理解されない、結婚しないことがリスキーと思われるのは心外、とのことでした。

このお悩みで「不倫のテーマは多いけど、どれも苦しいよね」という話になりました。彼女の文面、行間に、何か怒りのようなものを感じるよね、と。

不倫についての図解、とても分かりやすかったです。

「夫婦」には、「外野」が存在する。外野から、二人は夫婦だという承認がなされ、応援・関与・相談ができる。

でも、不倫カップルにはそれがない。二人だけの孤島で、私たちがよければそれでいい、と、ガラパゴス化してしまう、と。

矛盾しているのは、彼の方は結婚して、法律上認められた関係を保持している、という点。でも、彼女の前では、二人の関係は普通の恋愛と変わらないよ、と偽っていると。

どうすべきかは彼女自身が考えるべきことだし、不倫だからダメとは言わない。でも、決断力はある人だと思うから、という結論でした。

私としては、彼女の「夫婦観」がすごく気になりました。

夫婦という関係が理解できない、というのは、もしかしたら、一番身近な、両親という夫婦が、いいイメージを持たせてくれなかったのかなと思います。

相談者の彼女の言う通り、人って変化するものですよね。

ずっと同じ人を好きでいられる人もいれば、そうじゃない人だっているし、それがいいとか悪いとかって話ではない。

結婚も、してるからすごい、とか、えらい、ってことじゃないし、結婚してない人に対して「半人前」と見下すのは、確かに時代遅れだと思ってます。

でも、それと不倫の容認は、また別問題だと思うんですよ。

自分のことを正当化したい、認めてほしい、という気持ちで、夫婦を批判しているのなら、それは違うと思います。

残念だけど、彼は、家庭を捨てずに、都合よく彼女との恋愛を楽しんでいる。

好きになる相手を間違えてしまっていて、それにうすうす感づいているのに、私は法律に縛られない、自由でありたいの、と、頑張って強がっているように、私には受け取れます。

こういうタイプの女性は、私のクライアントさんにはならないと思いますが、いつか、そんな自分と向き合うタイミングを持ってほしいなと思いました。特定の、安全なパートナーと過ごす幸せもあると、知ってほしいなと。

3.「ネットから始まる恋についてどう思いますか?」

30代の女性。SNSで知り合った男性と数回会って、食事、手をつなぐ、軽いハグまでしたものの、その後音信不通になってしまったそう。彼の本心がわからず、困惑しています、とのことでした。

私自身は昭和生まれのおばさんなので、そもそもSNSで恋人探しなんて怖くない?という発想ですが、「今やSNSやアプリの出会いって、普通だよね」ってことでした。

出会いから恋愛関係までは6ステップの段取りがある、という解説の上、

ネットでの出会いは、リアルで会って、恋愛に発展するまでの、蓄積したコミュニケーションをすっ飛ばしている、ショートカットできるからこそ、すでに関係を構築したかのような、錯覚をおこしやすい、と。でもそれは、プレハブでしかなくて、ちゃんとした恋愛関係にするには、基礎固めからしていかないといけないんだよね、というアドバイスでした。

「しがらみと誠実度は比例する」

という言葉も出てきて、しがらみが少なければ、自由だけど軽い関係、しがらみが多ければ、面倒だけど、誠実な関係になる、ということで、多いに納得しました。

結婚式はした方がいい、しかも二人きりでなく、友人、親戚を交えた方が、結婚関係は長続きする、というのがよく言われますが、それに通じますよね。

彼女の悩みは、脈があるのかないのか、白黒はっきりさせたい、とのことでしたが、このお悩みを読んだ私の感想としては、最初から彼への接し方を間違えてるのでは…と思いました。

おそらく彼女、SNSのやりとりで、彼のことほぼ好きになっちゃってるんですよね。だから、会えてうれしいし、さらに二人で食事したり手をつないじゃったりしちゃって、彼が上で彼女が下、という関係が出来上がってしまっている感じがするんです。

彼としては、本命彼女というより、暇があれば付き合ってあげてもいい、というレベルの女性、という認識になってしまったのではないでしょうか。

そこからリアルな恋愛に発展させるのは、かなり難しいように感じました。

2人で会って食事をする時点で、お互い対等である、という気持ちを、それぞれが持っていることが大事ですよね。手つなぎもハグも前のめりで即OK!という態度を見せてはいけなかったんじゃないかな?と思います。

とはいえ、SNSやマッチングアプリでうまくいく人もいるんだし、今後もなくなることはないと思います。リアルとの関係構築の違いがあることを、事前にわかっておくというのはやはり大事だなと思いました。

サブカル感漂う会場で、埼玉の40手前の主婦が現場で感じたことは、こんな感じです。

「恋愛」の悩みって、「社会」の悩みだよな、って、今回つくづく思いました。社会(ネットでもリアルでも)の中で出会う人々の、深い対人関係の構築ですもんね。

私自身も、恋愛を臨床に持ち込む、コアな専門家として(笑)、さらに学び続けていきたいなと思いました。

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