不倫て、「いいとこ取りの恋」だなと、いつも感じてます。
お互いのいいところだけ見ていればいい。
自分の都合の悪いところは見せなくていい。
子どものこと、親のことなど考えなくていい。
生活上の問題も考えなくていい。
将来の不安には目をつぶる。
ただ、2人で楽しい時間が過ごせたらいい。
その時間が幸せなら、他に何もいらない。
なんのしがらみもなく、ただの男女として、お互い愛し合っているのだから、
「純愛だ」と言う人もいるようですが、私は全くそう思いません。
むしろ、うわべだけの恋愛だから、「上澄み愛」ですかね…?
よーく混ぜないと上に出てこないような、お互いの底に沈んでいるものは、無視しているんですから。
人は生きていたら、必ずなんらかの「しがらみ」はあるものです。
自分の家族のこと、過去に起きた出来事、これまでの対人関係、仕事。。
いろんな体験があって、今の自分がいるんです。今の生活があるんです。
そういうもの、その人の全てをまるっと受け入れた上で、
一緒に生きていくと決めるのが、本当の「純愛」なのではないでしょうか?
自分たちは違う、これは本当の愛で、将来も考えている、というなら、
どうして相手に隠し事をするんでしょうか?
不貞行為になる前に、「好きな人ができたから離婚したい」
と素直に妻に言えないのでしょうか?
所詮、その程度の「恋」だからですよね?
さらに、ただ単にセックスがしたいという、動物的本能で相手を求めているというのは、
恋とも呼べないと私は思っています。
恋愛依存(人間関係の嗜癖)と性依存(セックスという行為の嗜癖)は
似て非なるものととらえています。
家族になって、一緒に生活すると、面倒なことってたくさんありますよね。
1人だったら気楽なのに、と思うことも、私だってたくさんあります。
でも、そういう面倒を味わうのも、家族のだいご味だと思うんです。
その都度起きる問題や解決すべきことを、どうするか一緒に考えること、
喜びや悲しみを分かち合うことが、本当の愛なんじゃないのかなと思います。
ご主人が不倫している方は、その恋は愛にはならない、と理解してください。
不倫がやめられない、頑張って別れたけど、気持ちが切り替えられない、という方は、
彼は自分にすべてを見せてくれていたのかどうか、
あなたが見ていた彼の姿は、本当に彼そのものであったか、よく思い出してください。
そして、彼と一緒にいるあなた自身を振り返って、
それが本当の自分の姿だったのか、振り返ってみてください。
誰にも見せられない部分を彼には見せられた、と思うなら、
本来は自分自身が抱えるべきものを、彼に依存していただけかもしれません。
反対に、いい部分しか見せられなかった、弱い部分を出せなかった、と思うなら、
まずは自分の欠点を自分で受け入れてあげましょう。
実は愛というのは、普段の生活にありふれたものだと私は思ってます。
「幸せの青い鳥」のように、なじみすぎてしまうと、見えなかったりするんですよね。
でも、不倫の恋の酔いがさめたら、また見えるようになります。安心してください。
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