あなたは、「(よい妻なら)夫を立ててあげないと」
というアドバイスを見聞きしたことはありませんか?

これ、昭和では普通に言われていたことですけど、
今は結構危ういメッセージだなと思っています。

というのは、このアドバイスでうまくいくのは、
100人に1人か2人くらいの、
本当にごくごく一部の奥さんだけじゃないかなと思うからです。

夫を立ててうまくいくのはどういう人か、というと、
夫を養える経済力があり、
家事や育児にも手を抜かない、一人でなんでもできてしまう、
いわゆる「スーパーウーマン」みたいな人です。

こういう方の場合は、なんでも一人でできてしまって、
自分と同じレベルで動けないご主人を、どうしても見下してしまいがちです。

そうすると、当然ご主人の自尊心は下がりますので、
夫婦関係は悪化し、不倫につながることもあります。

そうならないために、
夫を「立てる」という言い方が合ってるかは微妙ですが、
ご主人の自尊心を傷つけないこと、
あれこれを勝手に決めず、「あなたはどう思う?」と、
意見や考えを尊重する、という関わり方は非常に重要です。

ただ、繰り返しますけど、こういうご夫婦って、
世間的にはそう多くないと思います。

男女の収入格差は大きいですし、
育児に参加する男性も増えてはいますけど、
まだまだ母親がメインで父親がサブ、という風潮ですよね。

夫がフルタイムで働いて稼いできて、
家事や育児は休日にちょっと手伝う程度、
妻は時短勤務や子どもがいない時間だけパートで働き、
家事や育児に毎日追われている、という一般的な家庭では、
そもそも夫を「立てる」必要はありません。

逆に、この状態で夫を持ち上げてしまうと、
夫は今よりもっと尊大な態度を取るようになり、
妻や子どもたちを大事にしよう、尊重しようと思わなくなります。

さらに言えば、そもそもが妻や子どもを見下している
モラハラなご主人の場合、夫を立てようとしてしまうと、
すでに夫が上の上下関係になってしまっているにも関わらず、
さらに持ち上げてしまうことになるので、よりモラハラが悪化します。

そういった理由から、「夫を立てる」というアドバイスは
ちょっと危険だと考えています。

夫婦関係を改善するためには、
もともとの夫婦関係をしっかり見つめ直すことが大事です。
そうじゃないと、どう改善したらいいか、見えてきませんから。

世間の声に振り回されず、まずは自分とパートナーの関係性を
しっかり振り返るようにしてくださいね!

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