不倫相手への対応について、どう考えていますか?と伺うと、

「それこそ怒って夫婦に戻れなくなると思う」
「もう離婚してもいい、仕方ない、と思えたらすると思う」

と、示談交渉や慰謝料請求をためらっていたり、
思いとどまってる方が結構いらっしゃいます。

慰謝料請求の時効は不倫を知った日から3年なので、
その間じっくり考えてもらって構わないのですが、
夫婦関係の悪化を極端に恐れて躊躇するのは、
かえって問題がこじれてしまう原因にもなります。

不倫は依存症の1つです、とお伝えしていますが、
不倫の最中の彼らは、恋愛の快感、酔いの状態にどっぷりつかっていて、
まさにお花畑状態です。

その時には不倫関係を維持するのに夢中で、
妻のことや家族のことなんて、考えることができなくなってしまいます。

妻の接し方だけで、夫を夢中になっている不倫相手から引き離す、
というのは、これまでの数百件の事例を見てもほぼ不可能です。

私は、不倫の清算の1番の目的は、
まずはご主人を正気に戻すことだと思っています。

不倫相手は所詮、不倫相手でしかないんです。
恋のライバルみたいに捉えるのはナンセンスです。
(不倫相手はそう思ってるかもしれませんが、
現実が見えていない人の、悲しい妄言でしかありません。)

「そんなことしたら離婚だ」の脅しに屈せず、すべき対処はすることが、
問題解決には1番重要です。

確かにこちらが介入すると、一時的に関係悪化はするかもしれませんが、
たいていのご主人は、そんなに長くかからず元に戻ります。

アルコール依存症の治療も、まずは断酒です。
3ヶ月の専門治療の最初の1ヶ月で解毒、その後、
しらふになった段階で、心理教育やグループセラピーを行っていきます。

それと同様に、まずは不倫関係を断ち切り、自分が何をしたか、
ことの重大さに気付いてもらうこと、
なぜ不倫に陥ってしまったのか、自分の心の問題と向き合ってもらうのが
大事だと考えています。

そうは思っても踏み出せない、不安や恐怖心が強い場合は、
そこから一緒に取り組んでいきましょう。

 

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依存症というのは、「やめたいのにやめられない」という心の病気です。

実は浮気や不倫も、アルコール依存や薬物依存のように、ダメだとわかっているのに止められない、という状態に陥ってしまっていることが多いんです。だから、何度言っても別れてくれない、やっと別れさせたと思ったら復縁していた…ということが起きてしまうんです。

依存症という切り口から不倫の背景や構造を理解すること、パートナーへの関わり方を変えていくことで、こじれていた夫婦関係の修復が可能になります。

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