夫の不倫をやめさせる方法として、
「もっと夫に尽くすように」
というアドバイスが巷では主流、と聴いて、ちょっとびっくりしたので、
今日はこれについて書こうと思います。
結論から言いますと、尽くしても無意味です。
むしろ私は、
「尽くすのやめてください」
と、毎回お伝えしています。
だいたい、すでにみんな「いい奥さん」なんです。
夫は「仕事」と言って、家事育児にはほとんど手を出さず、
妻にまかせっきり、というパタンをよく聞きます。
中にはご主人の荷物とか着替えの準備してあげる、とか、
靴下履かせてあげてる(もはや介護??)人とかもいらして、
もう十分に尽くしてるよね、という事例がほとんどです。
家事・育児って、実は「青天井」なんですよね。
たとえば、家の掃除なら、私は掃除機で十分きれいだと思いますが、
毎日雑巾がけをするっていう人もいますよね。
お味噌汁をつくるのも、私は顆粒だしで十分だと思いますが、
煮干しと水から、じっくりだしをとるって人もいます。
育児も、私は子どもが元気でウロウロしてれば、まあいいかと思いますが、
才能をいかす環境づくりにこだわるママもいます。
こうやって書くと、私がいかにズボラなのかわかりますね…(笑)。
何が言いたいかと言うと、家事育児って、「もっとこうできるはず」が、言いやすいんです。
ツッコミやすいんですよね。
で、専業主婦だと、それにまんまとはまりやすいんです。
ずっと家にいるんだから、ちゃんとしないと、私が頑張らないとって、
過剰に頑張っている人が多いです。
夫の家事育児への不満は、不倫している自分を正当化する、
ただの言い訳にすぎません。自分を守るための嘘です。
真に受けてはいけません。
不倫恋愛の楽しい時間が続けばいいと思っているだけで、
本当はそんなこと、どうだっていいんですから。
さらに言えば、言いなりになって頑張りすぎてしまうのは逆効果です。
あるタイプの、不倫をやめたくない男性にとっては、家庭を持ちつつ、
彼女とほどほどに遊ぶという「いいとこどり」が一番心地よいので、
どちらからも尽くしてもらえるなら好都合です。ダメ男が助長していきます。
また、別のタイプの男性は、「俺がいなくても、お前がいれば家は大丈夫だろう」
って、相手女性の方に行ってしまう人もいます。
相談女につかまりやすいタイプの人ですね。
こんな感じで、尽くすことにいいことってないんですよ。
いい夫婦関係は「相互依存の関係」と、私は必ずお伝えしています。
一方的にしてあげることばかり考えず、夫にしてもらえることを考えて、
きちんとお願いして、夫・父親の役割を果たしてもらいましょう。
「何かお願いすれば、きゅうくつに感じて、より女の方へ行ってしまうのでは?」
という人がたまにいますが、そんなことはありません。
あなたがいてくれて助かる、嬉しいと言われれば、もっと期待に応えたくなるものです。
一番ダメなのは、孤独にさせること、無視をすること、です。
どの依存も、孤独が一番病を進行させます。
不倫も一緒です。彼女を一番の理解者にしてはダメですよ。
逆に言えば、不倫の予防、という観点で言うなら、
「孤独にしない」ということが言えるかもしれないですね。
ぜひ、ご自身の家庭に置きかえて考えてみてください。
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